節分の食べ物5選|無病息災を願う縁起の良い行事食

こんにちは。株式会社 京彩宴の管理栄養士です。
明日、2月3日は節分ですね。
節分といえば「豆まき」や「恵方巻き」がよく知られていますが、
実はそれ以外にも、昔から厄除けや健康祈願の意味を込めて
食べられてきた料理がいくつもあります。
今回は、節分にまつわる代表的な行事食を5つご紹介します。
意味を知ると、いつもの節分が少し特別に感じられるかもしれません。
恵方巻き
巻き寿司は「福を巻き込む」とされ、縁起の良い食べ物として親しまれてきました。
節分の日には、その年の恵方(縁起が良いとされる方角)を向いて、
願い事を思い浮かべながら黙って丸かじりするのが習わしです。
2026年の恵方は「南南東やや南」です。
途中で話すと運が逃げると言われ、
包丁で切らずに一本丸ごと食べるのは
「縁を切らない」「運を断ち切らない」という願いが込められています。
具材は七福神にちなんで7種類入れるのが基本とされ、
かんぴょう・しいたけ・きゅうり・エビ・うなぎ・桜でんぶ・卵焼き
などがよく使われます。
※恵方巻きの起源については諸説ありますが、
「江戸時代の大阪の商人が商売繁盛を願って始めた」という説がよく紹介されています。
いわし
西日本を中心に、節分にいわしを食べる風習があります。
焼いたときの強い香りが邪気を追い払うとされ、
昔から厄除けの食べ物として親しまれてきました。
また、焼いたいわしの頭を柊の枝に刺して玄関に飾る
「柊いわし」という風習もあります。
柊のトゲといわしの匂いで、災いを寄せつけないという意味が込められています。
大豆
節分の豆まきに使われる大豆は「福豆」と呼ばれ、
“鬼=災い”を追い払い、“福を呼び込む”縁起物として親しまれてきました。
大豆は「魔(ま)を滅(め)する」という語呂合わせから、
邪気を払う力があると考えられてきたと言われています。
豆まきの後には、年の数に1を足した数の豆を食べて、
1年の健康を願う習慣があります。
豆まきの起源は、平安時代の宮中行事「追儺(ついな)」にあるとされ、
時代を経て庶民に広まり、現在の形になったと考えられています。
けんちん汁
大根・にんじん・ごぼう・里芋・こんにゃく・豆腐などを炒めてから煮込む、
具だくさんのすまし汁です。
肉や魚を使わないため、精進料理としても親しまれてきました。
発祥にはいくつか説がありますが、
鎌倉の建長寺で作られていた「建長汁(けんちょうじる)」が
語源になったという説がよく知られています。
寒い季節に体を温め、野菜をしっかり摂れるのも魅力のひとつです。
こんにゃく
こんにゃくは食物繊維が豊富で、
昔の人は「砂おろし」「胃のほうき」と呼び、
体の中をきれいにしてくれる食べ物と考えていました。
四国地方、とくに香川県では節分にこんにゃくを食べる習慣があり、
1年の厄や穢れを落とすという意味が込められています。
食べ方に決まりはありませんが、
けんちん汁に入れると相性が良く、行事食としても取り入れやすい食材です。
まとめ
節分に食べられてきた料理には、
それぞれに無病息災や厄除けを願う意味が込められています。
地域によって伝わる食文化はさまざまですが、
どれも季節の節目を大切にしてきた日本の知恵のひとつです。
今年の節分は、由来や願いを感じながら、
家族や大切な人と行事食を楽しんでみてはいかがでしょうか。
京彩宴では、季節の行事を大切にしながら、
皆さまの健康を支える献立づくりを続けてまいります。

